5.四月馬鹿
作詞:Cocco
作曲:Cocco
どこまで行こう この舟で
あなたに会える 港まで
ここらで少し 雨宿り
生まれ萌ゆるは 花うさぎ
手をつないで 歩きましょう
春に咲くガーデン
さよならの前に ひとつ
どうか叶えて
きっと あの空の向こうで
鳥は 虹を見るだろう
ひどく 甘い想い出に
潮風が ひゅるり
浸みて 錆びゆく
靴の紐 蘇んで
行けるところまで 行こうと
それでもやっぱり
気が付けば もう裸足で
ぶ厚くなっちゃった
足の裏にも
まだ痛いものは
そこら中 散らばって
この胸 刺すけれど
行かなくちゃ
“死んでやろうか 一緒に”
夢であなたは そう言った
夜に甘えて 頷いた
朝に目覚めて 泣いてみた
忘れないで 果て無き道
笑うようなクローバー
どさくさに紛れ 塗れ
キスを送ろう
きっと あの空の向こうで
鳥は 虹を見るだろう
今は ぬるい面影に
潮風が ひゅるり
浸みて 錆びゆく
名残り桜の下で 彷徨う
ぼくらにも 明日は来るけれど
君がいない 月の下
眩いもので 世界溢れ
届かない手紙を ポケットに
君がいない 四月が来る
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